ボク的クソゲーお仕置きブログ@1徹

このブログでは、個人的にクソゲーやゴミゲーと判断した作品を風刺的に批評し、時事ネタやゲーム全般についても考察しています。

ボク的神ゲーその1『ペルソナ5』

 

 ATLUSの看板作品シリーズの一つであるこの最新作、間違いなく文句のつけようのない最高の神ゲーである。

 

・グラフィック

 今作はPS4対応ということで、ペルソナ4、ペルソナ4ゴールデンより大幅にグレードアップが見られる。

 カートゥーン調の美しいキャラクターのモーション滑らかで、まるでアニメを操作しているような楽しい感覚がプレイ中途切れることなく楽しめる。

 移動、戦闘、メニュー画面などすべてにおいてシリーズの売りであるハイセンスでファッショナブルなデザイン性にも磨きがかかっており、単に格好いいだけでなく、見やすさや視認性などがプレイヤーの立場に立ってよく考えられていると感心した。

 例えばバトルシーンであるが、今作は視点の重心が左側に移り、非常に斬新な印象を受ける。やや斜め下から見上げる形となって展開する戦闘は迫力があり、「銃撃」や「総攻撃」などのアクション性も取り入れた戦闘システムは飽きることがない。さらに敵シャドウが高精細な画質で見ごたえが素晴らしく向上し、その動きやセリフ回しまでトコトン堪能できる。コマンド式RPGとしては前例のないくらい、屈指の面白いバトルであると思う。

 

・サウンド

 極めてレベルが高く、プレイを中断して聴き入ってしまう場面も多い。シーンにあった曲調の変化も素晴らしく、ジャズ、ポップス、フュージョン、ロックなど色々あるのだが、ゲーム音楽の域を超えたクオリティの高さ感嘆させられた。

 

・快適さ/操作性/システム全般

 あらゆる切り替えにおいてロード時間が皆無に等しく、その点がまず凄いと思った。また、メニュー画面の呼び出しやスキップ機能、ログの閲覧が可能な点も細かなところまで配慮が行き届いており、ストレスフリーである。前作同様、一日単位で様々な行動を取捨選択しながら進めていく自由度の高さも独自性があり、一日として同じ展開はないのでリプレイ性も高い。

 さらにRPGで最も重要なバトルシステムにおいてもテンポが良く、難易度ノーマルで遊ぶと絶妙なレベリングデザインがなされていることを実感できるだろう。

 

・熱中度

 半端なく高い。5時間6時間はあっという間にプレイしてしまう。主人公の回想を絡めた構成のサスペンスでミステリアスな物語は先が知りたくなる構造だし自動生成ダンジョンたる「メメントス」や、我々のリアルな社会問題を風刺して取り入れたシナリオが魅力だ。人間のもつ二面性をテーマにしている軸がブレていない点もペルソナらしく、「パレス」という設定が奇抜で興味深い。

 

・ボリューム  

 シリーズ最大。普通にプレイしても1周100時間は超えるだろう。スタンドアローンRPGで、かつJRPGとしては充分満足のいく大ボリュームである。

 

 ペルソナ5は、あらゆる要素を勘案してみて現時点で間違いなくJRPG最高傑作だ。「コマンド式RPGの究極形態」と表現してもいいかもしれない。

 洋ゲーオープンワールドRPGとは異なる魅力を持つJRPGあるが、その魅力が凝集されたこの作品をプレイしないのは損というものだろう。
 これからのコマンド式RPGの模範教科書的作品して語られていくのもまた間違いない。